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ボトックスって何?という方はこちらの記事をご覧ください。
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エラボトックス注射とは
ボツリヌストキシン製剤をエラの筋肉(咬筋)に注射することで働きを弱めます。
働きが弱くなった筋肉は小さくなるため、エラの張りが緩和され小顔効果があります。
筋肉の働きが弱くなるので、食いしばりや歯ぎしりにも効果があります。
どんな人が受けるの?
脂肪ではなくエラの筋肉によって顔が大きく見える方、歯ぎしりや食いしばり癖が気になる方など。
お顔が大きく見える原因が脂肪の方は、他の治療が適応になります。
医師のカウンセリングで相談しましょう。
歯ぎしりや食いしばりの状況によっては、保険診療の歯科で保険が適応になる場合があります。
痛みはあるの?
注射なので痛みは伴います。
よく見る採血や点滴の針と比較すると、かなり細い針を使用するので、穿刺時のチクっとした痛みはかなり抑えられています。
お薬を筋肉内に注入する時に、ズーンと押されるような鈍痛があります。
大抵のクリニックは施術前に注射部位をアイスノンで冷やすので、それでかなり痛みが抑えられることが多いです。
参考までに・・・
看護師のくせに注射をされるのが苦手で痛みに弱い私ですが、エラボトックスは割と平気でした。
(注射前のクーリングをしないで臨んだ時もありましたが大丈夫でした。点滴の方が痛いと思った記憶)
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麻酔など、ボトックスの痛み関連の詳細はこちらの記事にまとめています。
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こんな経過を辿る
注射後数日~1週間ほどで徐々に強い力が入らなくなります。
食いしばり癖がある人は、上の歯と下の歯がいつも接触している状態ですが、ここに隙間ができるようになります。
(上の歯と下の歯に少し隙間がある状態が正常と言われています)
2週間もすればフェイスラインがスッキリしているのがわかるようになります。
約3か月ほど効果が持続し、そこから徐々に薬剤の効果が切れていくため力は入りやすくなっていき、元の状態に戻っていきます。
大体3か月ほどたつと再度エラにボトックスが打てるようになるので、完全に元の状態に戻る前に再度注射をすることで、効果が少しずつ上乗せされていきます。
小顔効果などを感じやすくなるだけでなく、すこしずつですが持続期間も長くなります。
もともとの筋肉の発達具合やそれに対する薬剤量、その人の習慣などにより経過の個人差が大きいのであくまで目安です。
薬剤の効果が切れてきても、力を入れないよう意識して過ごすことで効果を長持ちさせることもできます。
副作用は?
噛みにくさ・違和感
エラの筋肉(咬筋)は主に食べ物を噛む時に使用する筋肉です。
エラボトックスは、その咬筋の働きを弱める注射ですから、食事の際に若干の噛みにくさ(違和感)を感じる場合があります。
ただ、噛めなくなる・不自由を感じるほどではないので安心してください。
内出血
採血や点滴など他の注射でも同じことが言えますが、針を刺すことで血管に傷がつくためすべての人に内出血のリスクがあります。
内出血の程度は、針を刺す際にすこーし太めの毛細血管にたまたま当たってしまうのか・注射後あごに強い力を入れていないかなど、様々な因子が関係しますので、同じ人でも毎回内出血の度合いが同じということはないです。
大体はメイクで隠れることがほとんどです。
ときどきメイクでも隠しにくい程度の内出血が出ることもあります。
美容クリニックに勤務していると、かなりの数のエラボトックス施術に立ち会いますが、医師の技術によって内出血の頻度や度合いに差がでることはあまりないように思います。
この注射後の内出血は、自分の努力で最小限にとどめることもできますので、後ほど方法をお伝えしていきます。
注意点
妊娠中はもちろんのこと、妊活を考えている方もこの注射はできません。
催奇形性(注射をすることで奇形を引き起こす可能性)があるからです。
あとは持病や今までした病気によっては治療ができない場合があります。
クリニック来院の際に問診票を記入するかと思いますので、全て記入した上でカウンセリングを受けるようにしてください。
筆者が実際に受けてみて

まず注射後からエラにズーンとした違和感があります。
食べ物を噛む時にも少しだけ気になりますが、全く問題なく食べられます。
この違和感は翌日にはほぼ気にならなくなりました。
そしてしっかりと止血したつもりでも内出血しました!
エラボトックスは何度か経験ありますが、どの時も多少の内出血はありました。
私は食いしばり癖があって咬筋が発達しているのですが、この注射をすることでかなり食いしばり癖が緩和されました!
そして筋肉も小さくなり、フェイスラインがスッキリとし「顔痩せた?」と聞かれることも。(ガッツポーズ♡)
ボトックスしている時としていない時の写真を比べてみても、一目瞭然でしたね。
内出血を最小限にする方法
注射直前のクーリングをしっかりとする
ほとんどのクリニックで、注射の直前にクーリング剤を渡されると思います。
これは針を刺す時の痛みを軽減させる目的と、出血/内出血の軽減目的です。
かなり冷たいので冷房が効いていたり、冬場に身体が冷えていると辛く感じますが、上記メリットがあるのでできる限りクーリングはした方がいいです。
寒い時は室温の調節や、掛物の依頼をスタッフにしてみましょう。
1つ注意点があります。
あまり冷やしすぎると凍傷のリスクがありますので、痛みを感じたり、冷たすぎると感じたら一度肌から離して少し休憩しましょう。
注射直後の止血はしっかめに
これは注射をした医師や、付き添いの看護師が止血をすることもありますが、お客様に「押さえてください」とお願いすることもあります。
その際はぐっと力をいれてしっかりめに止血をしましょう。
止血が甘いと内出血がでる・広がる原因になります。
当日は身体を温めない
お風呂、ジムやその他の運動、ヨガ、サウナなど、ぽかぽかと身体が温まると血管が拡張し、内出血が広がりやすくなります。
クリニックでは大体、当日は上記の行動を控えるよう言われると思います。
体験談ですが、私はエラボトックスの3~4日後くらいに半身浴をしたところ、注射部位の内出血が左右ともに広がったので個人的には1週間ほどは控えるのをおすすめします。。。
できれば自宅でもクーリングを
これはクリニックからは特に説明を受けないと思いますが、徹底的に対策をとるなら自宅に帰った時やシャワーを浴びた後などにもクーリングをするとさらに効果的です。
注射部のマッサージは禁止
マッサージをすると内出血の原因になるだけではなく、ボトックスの薬剤の吸収が促されて効果の持続期間が短くなります。
おわりに
いかがでしたか?
エラボトックスはダウンタイムもほとんどなく、美容医療の中では比較的手ごろにできる治療で効果も見えやすいので個人的でとてもおすすめな治療です。
小顔になりたくて悩んでいる方は一度やってみる価値ありですよ!
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